
「制震構造・免震構造にすれば耐震性能は不要??」
近年の技術の進歩により、
地震の揺れを吸収する制震構造、
揺れを低減する免震構造など大きな地震が発生しても、
十分な効果が期待できる優れた構造が注目されてきています!!
しかし、これらの技術の進歩は、大きな勘違いが生み、
住宅業界でも大きな疑問点を招いています😨
「免震構造にすれば、耐震は不要です。」
「揺れを低減できるから、耐震性を弱めても大丈夫です。」
本当にそうでしょうか??
制震・免震工法は、揺れを低減するだけであって、
揺れを0にするものではありません!!
すなわち、建物には揺れが発生しています!!
この揺れから守るのが「耐震」であり、
耐震性能を高めることが地震対策の大原則となります。
より身近な例として、車で例えてみます。
耐震性能を「ブレーキ」、制震・免震を「エアバッグ」とします。
「エアバッグを取り付ければ、車のブレーキは不要ですよ??」
こんな危ない話はないですよね…😰
やはり、基本原則である「耐震性能」を高めていくことが、
地震対策として一番の方法となります!!
そこに補助的なものとして、制震・免震があれば、
相乗効果で耐震性が大きく上がり、安全性を確保できます😊
より総合的な技術で、
巨大地震に強い住宅を考えていきましょう!!
(さくらホームで採用している制震装置です。
加えて耐震性能も抜群なため、
よりよい安全性を確保しています!!)
(設計部 加賀美大介)