「長期優良住宅の不思議な矛盾」
より良い住宅を建て、長く住み続ける。
新築を建て、古くなったら壊す、
スクラップ&ビルドの時代は終わり、
住宅ストック社会となっています。
その基準の一つとして、
「長期優良住宅の認定制度」があります!!
戸建住宅の長期優良住宅認定基準は
①構造の安定性
②構造物の劣化の軽減
③維持管理のしやすさ
④省エネルギー性能
このうち、「①構造の安定性」以外は、
最高クラスの基準が求められていて
それに従った設計が求められています!!
ここで少し違和感が残りませんでしょうか??😨
構造の安定性、いわゆる「耐震性」については、
最高クラスは求められていません!?
一つ下の「普通クラス」でもOK!!
となっています。
「長くよりよい住宅を作ろう!!」としているのに、
耐震性は目をつむりましょう
なにか変な話ですね…
地震で被害を受けても仕方がないと
考えられているかもしれませんね😰
これから大きな地震が確実に来るといわれています。
耐震性をしっかりと確保した
本当に長く「安心」して暮らせる
よりよい住宅を考えていきましょう!!
(さくらホームの上棟写真です。
部材すべてに意味があり、丁寧に設計することで
十分な耐震性を実現しています!!)
(設計部 加賀美大介)